KAI法律事務所-困ったときに頼れる弁護士、困らないようにトラブル防止を提案する弁護士

弁護士は冷たいのか?

以前、日本法令の主催で社会保険労務士の先生向けに,
「個別労使トラブル解決の実践テクニック」というセミナーを行いました。
会場が80名定員のところ満席になり盛況でした。
休憩を除き正味5時間のセミナーでした。
日曜日であり,しかも社会保険労務士の先生は
7月が忙しい時期といわれているのに,
熱心に聴講いただく姿に、私の方が感動しました。

私も弁護士として,人対人の交渉を生業としていますが,
労使関係は人対人のぶつかりあいであり,
団体交渉などまさにその中心にあるものです。
団体交渉は,相手の心をどこまで読むことができるのかが勝負です。
相手の話の内容,話し方,表情,仕草などから相手の心を読みます。
相手の心を読むには,まず相手の話を傾聴する必要があります。
相手の話を聴かずに相手の心は読めません。
相手の心が読めなければ解決点もわかりません。

セミナーの後,受講者から「なかなか熱のこもったセミナーでした。
弁護士特有の冷たさも感じませんでした」という感想が寄せられました。
私はこの弁護士特有の冷たさという言葉が非常に気になりました。
弁護士としての冷静さは極めて大事です。
弁護士は,相手が感情的になっても
冷静に対応し相手の感情を鎮める能力も求められます。
また弁護士は代理人である以上相手にはっきりものをいう能力も求められます。
しかし,先ほどの感想の冷たさが,人間としての冷たさを意味するならば,
弁護士にとってそのような冷たさは不要であるし有害だと思います。
冷たい心の人に相手は胸襟を開きませんから。

KAI法律事務所へのご相談はこちらから